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概要

シンボルマークについて

 一関市医師会シンボルマークは、葛(くず)の葉をデザイン化して、平成9年(1997年)に制定されました。

 一関市が誇る江戸中期の蘭医学者・一関藩医建部清庵(二代清庵由正・1712年~1782年)は宝暦5年(1755年)、奥州一帯を襲った大飢饉から人々を救おうと、食用植物と施薬調合の方法、解毒方法などを紹介した「民間備荒録」と「備荒草木図」を著しました。

 葛(くず)は104種類の草木が記載されている「民間備荒録」の中の最初に挙げられているもので、現在でもその根は漢方薬(葛根湯)や食物(葛粉)として用いられています。
 この医学医療の先駆者の偉業を讃えると共に、その意とする「医の心」の万分の一なりとも継承すべく願いをこめて、この葛の葉をシンボルマークとしたものです。

 三枚の葉は、「医の倫理」、「医学の進歩」、「医療福祉の向上」を表し、茎で形作られた楕円形の輪は、情報の発信、受信(インホームドコンセント)を表すと共に、会員の融和、団結を意味します。上に向かう花は花開く未来への発展を示し、左下の太い根は、careの「C」、茎の先端部の「つる状」の「m」はmedicalのmの形をイメージしたものです。

作者/佐藤邦彦
(一関市出身、現県立盛岡工業高校教諭)

校閲・指導/大島英介
(元修紅短期大学長、元一関市教育委員長)


一関市医師会史発刊

<目次>

第1章/一関藩時代の医学
第2章/明治・大正・昭和初期の医療
第3章/戦後新制医師会のあゆみ
第4章/一関の病院の沿革と看護学校のあゆみ
第5章/一関市医師会部会活動
第6章/現代回想録・雑感
第7章/座談会Ⅰ・医師会史の歴史をふりかえって
第8章/21世紀に向けての医師会活動
第9章/座談会Ⅱ・地域医療の現状と将来を語る
第10章/「関医会報」のあゆみと表紙絵
第11章/写真で見る医師会史
第12章/一関市医師会年表・花泉医友会略史
(A4版 660ページ)

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TEL 0191-23-8811
FAX 0191-23-9955

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