ごあいさつ

一関市医師会
第20代会長 秋保 茂樹
「通院は仕事を休んで平日に」
この度一関市医師会会長になりました秋保茂樹(あきうしげき)と申します。よろしくお願い致します。
最近「持続可能」と言う言葉をよく聞きます。少子高齢化の中、今まで出来ていたことが難しくなるので、よく考えなさいと言われているのだと思います。
一関市医師会の医療機関開設者の数は平成23年に70人でピークを迎えましたが令和5年には57人となっています。特に昨年は3つの診療所が閉院しました。また1つの病院が閉院し、2つの病院が診療体制を変更致しました。コロナ禍から続く厳しい経営状況は医療も例外ではありません。「働き方改革」のもたらす影響も運送業界同様深刻です。今までと同じように医療を提供することは不可能になっております。医療崩壊を来さぬよう、地域住民の皆様に上手に医療を利用して頂く必要が出てきております。
そこでお願いは「通院は仕事を休んで平日に」と言うことになります。時間外に受診される中には「仕事を休めないので今来た」という方が結構おられます。これはご本人にとっても医療機関にとっても、そしてお勤め先にとっても損失の大きいことと存じます。重篤になる前に早めに時間内に受診して頂く、早期発見早期治療は病が社会にもたらす負の影響を最小化すると信じます。特に雇用者の方々に、仕事を休んで受診することを職員の皆様に勧めて頂きたいと願う次第です。
地域の皆様のご協力をいただきながら、当地の医療を持続していきたいと存じます。何卒宜しくお願い致します。
令和6年6月吉日
シンボルマークについて


一関市医師会シンボルマークは、葛(くず)の葉をデザイン化して、平成9年(1997年)に制定されました。
一関市が誇る江戸中期の蘭医学者・一関藩医・建部清庵(二代清庵由正・1712年~1782年)は宝暦5年(1755年)、奥州一帯を襲った大飢饉から人々を救おうと、食用植物と施薬調合の方法、解毒方法などを紹介した「民間備荒録」と「備荒草木図」を著しました。
葛(くず)は104種類の草木が記載されている「民間備荒録」の中の最初に挙げられているもので、現在でもその根は漢方薬(葛根湯)や食物(葛粉)として用いられています。
この医学医療の先駆者の偉業を讃えると共に、その意とする「医の心」の万分の一なりとも継承すべく願いをこめて、この葛の葉をシンボルマークとしたものです。
三枚の葉は、「医の倫理」、「医学の進歩」、「医療福祉の向上」を表し、茎で形作られた楕円形の輪は、情報の発信、受信(インホームドコンセント)を表すと共に、会員の融和、団結を意味します。上に向かう花は花開く未来への発展を示し、左下の太い根は、careの「C」、茎の先端部の「つる状」の「m」はmedicalのmの形をイメージしたものです。
作者/佐藤邦彦氏
(一関市出身、現県立盛岡工業高校教諭)
校閲・指導/大島英介氏
(元修紅短期大学長、元一関市教育委員長)
画像出典/藤浪剛一編『医家先哲肖像集』(刀江書院、1936年) / 国立国会図書館デジタルコレクション(ウィキメディア・コモンズより)
一関市医師会史発刊

<目次>
- 第1章/一関藩時代の医学
- 第2章/明治・大正・昭和初期の医療
- 第3章/戦後新制医師会のあゆみ
- 第4章/一関の病院の沿革と看護学校のあゆみ
- 第5章/一関市医師会部会活動
- 第6章/現代回想録・雑感
- 第7章/座談会Ⅰ・医師会史の歴史をふりかえって
- 第8章/21世紀に向けての医師会活動
- 第9章/座談会Ⅱ・地域医療の現状と将来を語る
- 第10章/「関医会報」のあゆみと表紙絵
- 第11章/写真で見る医師会史
- 第12章/一関市医師会年表・花泉医友会略史
(A4版 660ページ)
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