1年生 鈴木 紫音
入学して良かったこと
私は一関准看護高等専修学校を卒業後、更なるスキルアップを目指し、本校への入学を決意しました。現在は准看護師として病院で働きながら車で通学しています。仕事と学業を両立するにあたり不安や戸惑いもありました。しかし、同じ志を持つ仲間と共に助け合い、協力し合いながら高く困難な壁を乗り越えられるよう、一人ひとりが自分自身と向き合っています。また、学校の先生方や講師の先生方が私達学生に対し、理解ある優しい姿勢で接してくださり、楽しく学んでいます。働きながら学校に通うことは、大変であり時にはくじけそうになることもありますが、臨床現場での経験を活かし、知識・技術の向上へつなげていくことができるため自己成長を実感できるのではないでしょうか。忙しくはありますが、恵まれた環境でたくさんの人との出会いに感謝しながら学び、頑張っていきたいと思っています。
入学を考えている方は
仕事と学業の両立は自分が想像していた以上に大変です。人それぞれ異なりますが、日中は病院・施設で働き、夜間は学校と今までとは変わった生活リズムになり、慣れないことから大変に感じることもあると思います。しかし、学校での学びを実際に現場で活かすことができるため、看護の知識・技術のスキルアップへつなげることができます。また、クラスメイトとも仕事の楽しさや辛さをわかち合えるため、困難の壁を乗り越えられるはずです。
看護師は辛い・苦しいといったイメージが強いと思います。ですが実際には「ありがとう」の言葉や患者さんの笑顔であふれています。ぜひ本校に入学して看護師の夢を共に叶えてはみませんか?つぼみが大きくきれいな花を咲かせられるよう、はじめの一歩を踏みだしてみましょう。
2年生 千葉 愛華
入学して良かったこと
私は姉妹校である一関准看護高等専修学校にて准看護師の資格を取得しました。卒業後は看護師資格取得のためにこの一関看護専門学校へ入学し、准看護師として病院に勤務しながら夜に学校へ通う生活を送っています。
働きながら学校へ行く、というのは実際やってみると想像より大変で、両立するのも簡単なことではありません。しかし、仕事と学校の両立の一番の強みは、授業で学んだ知識や技術を臨床現場ですぐ実践することができたり、また臨床現場でしか経験することのできないケースを通してさらなる気付きを得ることができたり、ということが可能なところだと思います。自分の目で見る、耳で聴く、手で触る、といった五感を使った勉強は、どうしても座学だけでは難しいので、日々新たな発見ができるというのはさらなるステップアップに繋げることができます。
そして、私のクラスでは様々な年齢層の同級生がいます。年齢や性別を問わず交流ができるほか、勤務先も病院や施設とそれぞれ違うため自分と異なる環境を経験したクラスメイトと意見交換ができます。自分では気付くことができなかったことについても違う視点からの意見を聞くことで解決に繋げることができますし、基礎看護学実習でも同じ実習メンバーと話し合いを重ねることで最後まで乗り切ることができました。切磋琢磨できる仲間達がいるというのはとても恵まれていると心から感じています。
入学を考えている方へ
学校と仕事の両立にあたり、仕事内容は人それぞれではありますが大体ほぼ1日をこの2つに費やされますし、それにより自分の時間や家族との時間が減ってしまいます。生活リズムがガラリと変わるため最初は苦労した方も多いと思います。私もその内の1人です。
しかし、入学してからの月日はあっという間に過ぎていきます。怒涛の日々ではありますが、入学してからの1年で得られた知識や技術は確かに今の自分の糧となっています。悩んだ時には仲間や先生方が親身に話を聞いて下さり、共に問題改善へ歩み寄ってくれます。嬉しいことも辛いことも1人で抱え込まずに分かち合うことで不思議と「明日も頑張ろう」という気持ちがわいてきます。
人の命を預かる看護師という職業は決して楽なものではありません。それでも目指したいと決意した皆さんはもう1人ではありません。看護の道を志す仲間が、夢を応援し支えてくれる先生達がこの学校へ進学し、共に高めあい一歩踏み出すのを待っています。入学して来る皆さんと一緒に夢の実現のために邁進していけることを心より楽しみにしています。
3年生 小野寺美貴
入学して良かったこと
私は一関准看護高等専修学校を卒業後、働きながら学べることに魅力を感じ、姉妹校である一関看護専門学校に入学しました。准看生の時は学業に専念していましたが、本校に入学すると同時に医療機関を紹介していただき、今は介護老人保健施設で働かせていただいております。私は学生でありながら准看護師として勤務し、また子供もいますので、家庭のことも同時に行っていくことは簡単ではありませんが、教務の先生方やクラスメイト、職場の方々、家族に支えられながら看護師になりたいという目標に向かって日々頑張っています。
働きながら学べることの利点として、授業で学んだことを現場で実践することができるので理解が深まりやすいというところがあげられます。日々の疑問も職場の先輩方に質問することができるので、深い学びとなり、充実した毎日を過ごすことができています。
入学を考えている方へ
クラスの半数程度は社会人経験があり、年齢も幅広いです。日中は仕事、夜間は学校、また家庭がある方はさらに大変だと思います。しかし、どんな状況でも学びたいという強い気持ちがあれば、夢に近づくことができると思います。
私もですが、入学して始まってしまえば、時が過ぎるのはあっという間です。年齢や環境が理由で一歩踏み出すことができずに迷っている方もいるかもしれませんが、様々な状況で頑張っている学生がたくさんいますので自分一人だけとは思わずに、是非この学校に入学して一緒に看護師を目指しましょう。
平成29年度卒業生 及川 健
卒業生より一言
「経験という財産」
私は元々、看護師ではない職業で働いていましたが2011年に発生した東日本大震災のボランティアで避難所に伺った際に活動されていた看護師の方の姿に感銘を受け、看護師を目指しました。しかし、私は勉強が得意な方ではなく、看護学校に入学する為の勉強で苦労をしたのを今でも覚えています。そんな私でしたが、気仙沼医師会付属准看護専門学校を卒業後、ご縁があって一関医師会付属看護専門学校に入学しました。
看護学校入学後は准看護師として昼間は働きながら、夜間は勉強に取り組むという環境に慣れるまで時間がかかりました。眠気と戦いながら、机に向かうような大変な環境でしたが、同じ志をもつクラスメイトと切磋琢磨し合い、学業と仕事の両立が出来ました。働きながら実践経験を積めることや実際の患者さんと接することができる環境は「経験」という大きな財産になると思います。私もその当時は大変でしたが、過ぎてしまうとあっという間でした。むしろ看護師国家試験が近づくにつれて、時間が足りないと感じたのを思い出します。限られた時間だからこそ「今」に集中すること、その積み重ねが数年後の皆さんを必ず救ってくれると思います。勉強が苦手だった私も卒業する頃には勉強することが好きになっていました。無駄な経験は何ひとつないと思うので、自分を信じて突き進んでください。
近年のコロナ流行による影響は看護学生も例外ではなく、臨地実習という生きた学習体験の機会への影響は大きく、学内学習という臨床での生きた学習体験が乏しいまま現場に向かっていかなければいけない状況があるという話を聞いています。「百聞は一見に如かず」という諺がありますが、机上での学習だけでは看護師という職業に対して、真の意味で理解できるのは臨地実習があってこそだと思います。
私は現在、回復期リハビリ病棟で勤務しています。脳血管疾患をはじめ、神経難病・整形外科疾患など多種多様な患者様のいる病棟で入院中の看護業務はもちろん、退院後の生活を見据えて退院支援を行っています。疾患の特性上、時には難しい決断を迫られる場面に直面している患者様と向き合っていかなければならない時もあり、私自身も沢山悩む時があります。しかし、そのような経験を通して患者さんの立場に自らを置き換えながら看護実践を行っていく中でEBNに基づいた患者主体の看護実践について学ぶことができ、看護師としてもひとりの人間として成長させていただいています。またその経験を活かし、患者さんの役に立てた際には大きなやりがいを感じます。
日進月歩している医療業界の中で日々、真摯に患者様と向き合っている在校生の皆さんを卒業生として心から応援しています。そして同じ看護師として、いつの日か臨床現場で一緒に働ける日を心待ちにしています。
© 2020 一関市医師会附属 一関准看護高等専修学校・一関看護専門学校